『WTA TOUR TENNIS』は、2001年にコナミから発売されたPlayStation 2用のテニスゲームです。女子テニス協会(WTA)公認タイトルとして、当時のトッププロ選手20名以上が実名で登場します。マルチナ・ヒンギス、リンゼイ・ダベンポート、杉山愛などが収録されており、リアルな女子テニスの試合を再現することを目的としています。

本作の最大の特徴は「ワールドツアーモード」の搭載です。プレイヤーはプロテニス選手としてキャリアを積み、世界各地の61大会に参加しながらランキングを上げていきます。育成要素も含まれており、トレーニングや試合を通じて選手の能力を強化することが可能です。また、隠し選手として実在選手をモデルにしたキャラクターが登場する仕様もあります。

ゲームプレイはスティック操作によるショットシステムを採用しており、トップスピン、スライス、スマッシュなど多彩な技が使用できます。ダブルスプレイにも対応しており、2人での対戦も可能です。ただし、操作性やカメラワーク、グラフィック面ではPS2初期作品としての制約があり、評価は分かれています。