『めざせ! 名門野球部2』は、高校野球部の監督となって母校を甲子園優勝へと導く育成シミュレーションゲーム。2001年08月23日にダズからPS2で発売されました。本作は、1999年にプレイステーションで発売された前作『めざせ! 名門野球部』の正統続編であり、ハードの進化に合わせてグラフィックをフル3D化し、データ量を大幅に増強したタイトルです。プレイヤーは全国4000校以上(発売当時のデータに基づく)の実在する高校から赴任先を選択し、限られた期間の中で部員たちを鍛え上げ、春のセンバツ、夏の選手権、そして国体という高校野球三冠の偉業を目指します。

ゲームプレイは、日々の練習メニューを決定して選手を育成するパートと、試合中にサインを出してチームを勝利させる采配パートで構成されています。プレイヤー自身がバットを振ったり投球したりするアクション要素は一切なく、あくまで監督としての指揮能力が問われるシステムです。本作独自の要素として、試合の戦況を左右する「流れシステム」が導入されており、チャンスやピンチの場面で適切な指示を出して「流れ」を味方につけることが勝利への鍵となります。また、部員の怪我やスランプへの対処、校長への部費の陳情といった、グラウンド外でのマネジメント業務も監督の重要な仕事として再現されています。

本作の特徴は、高校野球ならではの泥臭いドラマ性と、3Dで描かれる試合の臨場感です。エリート選手ばかりではない等身大の部員たちが、厳しい練習を通じて成長していく過程を見守る喜びは、アクションゲームでは味わえないものです。試合中には実況と解説が入り、金属バットの快音やアルプススタンドの応援といった環境音とともに、甲子園特有の熱気を演出します。また、ユニフォームのデザインや校名を自由に編集できるエディット機能も搭載されており、自分の出身校や理想のチームを再現して全国制覇に挑むことが可能です。

本作を発売したダズ(DAZZ)は、釣りゲーム『レイクマスターズ』シリーズなど、趣味性の高いシミュレーションゲームを手掛けたメーカーです。高校野球の監督は、選手の技術指導だけでなく、精神的なケアや学校側との折衝など多岐にわたる能力が求められる過酷な職業です。名将と呼ばれる監督たちがどのような哲学でチームを率いているのかを知るには、彼らの指導論やノンフィクション書籍を読むことが、ゲーム内の采配にも役立つヒントとなります。

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