『テーマパーク2001』は、2000年12月28日にエレクトロニック・アーツ・スクウェアから発売されたPlayStation 2対応のテーマパーク経営シミュレーションゲーム。名作『テーマパーク』シリーズの続編にあたり、プラットフォームをPlayStation 2に移したことでグラフィックがフル3D化され、自分の作った遊園地を客の視点で歩き回ったり、ジェットコースターに実際に乗車したりできる没入感重視の作品となっています。

プレイヤーは遊園地のオーナーとなり、アトラクションやショップを設置して集客を図り、パークを黒字経営しながら拡大していきます。本作には「ロストキングダム」「ハロウィンワールド」「スペースゾーン」「ワンダーランド」といった異なるテーマを持つ4つの世界が用意されており、それぞれのマップで課題をクリアして「ゴールデンチケット」を集めることで、新たなパークへの鍵が開かれていきます。

最大の特徴は、作成したコースターやアトラクションに一人称視点で乗ることができる「バーチャルライド」機能です。自分でレイアウトしたジェットコースターの恐怖や興奮を、来場者と同じ目線で体験できるこのシステムは、単なる経営シミュレーションの枠を超えた楽しさを提供します。また、園内を自由に散策して客の反応を間近で観察したり、スタッフの働きぶりをチェックしたりと、箱庭の中に入り込む喜びが追求されています。

『テーマパーク2001』は、ピーター・モリニュー率いるBullfrog Productionsが開発したPCゲーム『Theme Park World』（邦題：テーマパークワールド）のPlayStation 2移植版です。初代『テーマパーク』の続編として制作され、2Dドット絵から3Dグラフィックへと進化し、パーク内を歩く「主観視点」を取り入れたことでシリーズに新たな方向性を示しました。

原作：テーマパーク