『RING of RED』は、分断された戦後日本を舞台にした戦術重視のシミュレーションRPGです。
本作は、PlayStation 2向けに発売されたウォー・シミュレーションで、第二次世界大戦後に南北に分断された架空の日本を舞台に、歩兵部隊と「AFW(Armored Fighting Walker)」と呼ばれる二足歩行兵器を組み合わせた部隊を指揮します。戦闘はターン制で進行し、リアルタイムで砲撃や移動を行う独自のシステムが特徴です。随伴歩兵が装填や支援を行うことで、AFWの性能を最大限に引き出す戦略性が求められます。
プレイヤーは、主人公ヴァイツェッカー率いる南日本軍の特殊部隊「シュトライフェン」として、北日本軍に奪われた新型兵器の奪還任務に挑みます。登場人物は日独ハーフのヴァイ、冷静な女性兵士リョウコ、元ゲリラのカルマなど個性豊かで、戦場での絆や葛藤が物語を彩ります。とんかつが食べられるのはAFW乗員だけという設定や、盛岡収容所の政治犯解放作戦など、細部にまでこだわった世界観が話題となりました。
シリアスな戦争描写とリアルな兵器運用が融合した本作は、ロボットものながらも硬派な戦術ゲームとして評価されました。日本語表記のUIや兵器名も多く、没入感を高める演出が随所に施されています。
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