『ワイルド ワイルド レーシング』は、急勾配の坂や泥濘地といった悪路をオフロードバギーで豪快に走破するレーシングゲーム。2000年09月14日にイマジニアからプレイステーション2で発売されました。本作は、英国のRage Softwareが開発したタイトルを日本向けにローカライズしたもので、プレイステーション2の最初期に投入された本格的なオフロードレースゲームです。アメリカの砂漠、インドの山岳地帯、アイスランドの雪原など、世界5カ国をモチーフにした全9種類のコースを舞台に、自然の地形を活かしたワイルドな戦いが繰り広げられます。

ゲームプレイは、車体を激しくバウンドさせながらラフな路面を駆け抜ける、アーケードスタイルの操作感を採用しています。プレイヤーは、加速力に優れたバギータイプや安定性の高い4WDタイプなど、特性の異なる車両を選択し、チャンピオンシップモードでの優勝を目指します。また、単に速さを競うだけでなく、コース上に配置された文字アイテムを集めて隠し要素をアンロックする探索要素や、車体コントロールの技術を試される「チャレンジモード」など、多彩な遊び方が用意されています。特にチャレンジモードでは、細い一本橋を渡ったり、巨大なボールをゴールまで押し運んだりといった、本編とは一味違うパズル的なミッションを楽しむことができます。

本作の特徴は、当時の次世代機であったPS2の性能を活かした、物理演算によるリアルな挙動表現です。凹凸のある路面に合わせて激しく上下するサスペンションの動きや、タイヤが巻き上げる砂煙、車体に反射する光の表現などが緻密に描かれており、オフロード特有の「重さ」と「浮遊感」を視覚的に伝えます。洋ゲーらしい大味でダイナミックなコース設計と、日本車にはない無骨なデザインのマシンたちが、泥臭くも熱いモータースポーツの世界観を演出しています。

開発元のRage Softwareは、欧州で多くのスポーツゲームやレースゲームを手掛けたデベロッパーです。本作に登場するようなバギー車は、タミヤのラジコンカー「グラスホッパー」や「ホーネット」などを彷彿とさせ、当時の少年たちの憧れでした。オフロードレースの荒々しい魅力に触れた後は、実際のパリ・ダカールラリーの映像や、タミヤのRCカーカタログを見ることで、そのメカニカルな機能美をより深く味わうことができます。

タミヤ RCバギー

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