『A列車で行こう6』は、PlayStation 2本体の発売日と同日にリリースされた、都市開発鉄道シミュレーションのシリーズ第6作。2000年3月4日にアートディンクからPlayStation 2で発売されました。
本作のコンセプトは「鉄道が走る情景の再現」に置かれています。PS2の描画能力を最大限に活かし、朝日や夕焼けに照らされる街並み、水面に映る鉄橋、車窓からの風景などを美しく描画することに注力しています。これまでのシリーズでおなじみだった「資材を運んで建物を建てる」というパズル的な要素を撤廃し、鉄道網を敷設して人の流れを作れば、需要に応じて自然と街が発展していくシステムを採用しています。
運行管理においては、細かい時刻表設定ではなく「発車時刻」や「運行間隔」を指定するシンプルな方式を導入。プレイヤーは複雑なダイヤグラムや資材繰りに頭を悩ませることなく、理想の路線を構築し、発展していく街の中を列車が走り抜ける様子を眺める「観るA列車」としての楽しみ方が提案されています。リニアモーターカーや懸垂式モノレールなど、多彩な車両が登場するのも魅力です。
本シリーズは、1985年から続くアートディンクの看板タイトルです。本作『6』は、シミュレーションゲームとしての難易度よりも、映像美と情緒を重視した異色作として位置づけられていますが、その美しいグラフィックは後の『A列車で行こう2001』やPC版『A列車で行こう7』へと受け継がれていきました。
A列車で行こう 30th Anniversary Book (関連書籍)













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