『ファンキーボクサーズ』は、個性豊かすぎるボクサーたちがリング上でコミカルかつ激しい殴り合いを繰り広げるボクシングゲーム。2002年11月28日にビクターインタラクティブソフトウェアからプレイステーションで発売され、ハード末期にひっそりと登場した隠れた良作スポーツゲームです。

本作には、アフロヘアの黒人ボクサーやカンフー使い、さらには女性ボクサーなど、一癖も二癖もあるキャラクターたちが登場します。プレイヤーはランキング15位の新人としてデビューし、個性的なライバルたちを倒してチャンピオンを目指します。操作はシンプルながら、パンチを打つたびに減少する「パワーゲージ」の管理が重要で、闇雲に連打するとすぐにスタミナ切れで動きが遅くなるため、戦略的な駆け引きが求められます。

一見すると「バカゲー」のような見た目ですが、試合内容がスポーツ新聞の見出し風に表示されたり、トレーニングモードで必殺ブローを習得できたりと、ボクシングゲームとしてのツボはしっかりと押さえられています。セガサターンで発売された『ファンキーヘッドボクサーズ』と名前や雰囲気が似ていますが、全く別のオリジナル作品です。

『ファンキーボクサーズ』はゲームオリジナルの作品です。特定の漫画やアニメを原作としていませんが、ボクシングというスポーツをコミカルにデフォルメした世界観が特徴です。

ファンキーボクサーズ