『ファミリーダイヤモンド』は、2002年にアイマジックから発売されたプレイステーション用のテーブルゲームで、古典的なボードゲーム「ダイヤモンドゲーム」をベースにした作品です。プレイヤーは自分の駒を一マスずつ進め、いち早く全ての駒をゴールに到達させることを目指します。シンプルながら奥深いルールで、子供から高齢者まで幅広い層が楽しめる構成となっています。

ゲームは、思考エンジンによる強力なCPUとの対戦が可能で、パソコン版で7000本以上の実績を持つタイトルの移植版として登場しました。ルールは直感的で、誰でもすぐにプレイできる設計ながら、戦略性も兼ね備えており、繰り返し遊ぶことでプレイヤーの思考力が試されます。

グラフィックや演出は控えめながら、駒の動きや盤面の視認性に配慮された設計となっており、テンポよくゲームが進行します。オンライン配信も行われていた時期があり、PSNのGA(ゲームアーカイブス)での配信実績も確認されています。

本作は、派手な演出や複雑なシステムを排除し、純粋なボードゲームの楽しさを追求した作品です。レトロゲームとしての価値も高く、現在では中古市場でプレミア価格が付くこともあります。