『beatmania: THE SOUND OF TOKYO』は、小西康陽プロデュースによる、東京クラブシーンをテーマにしたbeatmaniaシリーズの特別編です。

本作は、従来のbeatmaniaのゲームシステムを踏襲しながら、須永辰緒、横山剣、ロケットマンなど、実在のアーティストによるオリジナル楽曲を収録。収録曲は全13曲で、クラブジャズ、ラテン、エレクトロなどジャンルの幅が広く、音楽性の高い構成が特徴です。譜面は初心者向けから上級者向けまでバランスよく配置されており、beatmaniaの基本操作を楽しみながら、東京の音楽文化を体感できます。

ゲームモードは通常のSINGLE・DOUBLEプレイに対応し、専用コントローラーにも最適化。演出面では、各楽曲に合わせた背景映像やダンサーモデルが挿入され、視覚的にも没入感を高めています。従来作と異なり、アーティスト名が全面に出た構成となっており、音楽ファンにも訴求力のある一本です。

PlayStation専用タイトルとして、2001年3月29日に発売。同年11月22日には廉価版『KONAMI The BEST』として再発売されており、入手性も向上しています。beatmaniaシリーズの中でも異色の企画盤として、コレクション価値の高い作品です。