『スーパーロボット大戦α外伝』は、2001年3月29日にPlayStation用ソフトとしてバンプレストから発売されたシミュレーションRPGで、「αシリーズ」の第2作にあたる作品です。本作は前作『スーパーロボット大戦α』の物語から続く世界を舞台にしつつも、時間軸は崩壊した未来の地球にシフトし、かつての文明が滅んだ惑星ゾラのような荒廃した世界での戦いが描かれます。登場人物は一部を除きほぼ新規構成となっており、従来作品の“その後”にあたる設定が数多く散りばめられています。

ゲームの進行においては、援護攻撃・援護防御の導入や、熟練度による難易度調整、バザー機能、マウンテンサイクル探索など、多彩な新要素が盛り込まれており、シリーズの中でも実験的かつ完成度の高い作品として評価されました。シナリオの緻密さと、参戦作品の世界観との融合度の高さは特筆に値し、『∀ガンダム』『戦闘メカ ザブングル』『銀河旋風ブライガー』といった時空的に“外伝”性を持つロボット作品との親和性も非常に高く、多くのプレイヤーを引き込む要因となりました。