『エンエンエンジェル』(en en angel)は、テクノサウンドと洗練されたグラフィックが融合した、ポップでサイケデリックなパズルアクションゲーム。2001年2月22日にメディアファクトリーからPlayStationで発売されました。

本作の舞台は、宇宙空間に浮かぶ不思議な円盤状のフィールドです。プレイヤーは4本のレーンで構成されたコース上を移動し、タイルを塗りつぶして陣地を広げるか、配置されたモンスターを全滅させることでステージクリアを目指します。一見すると陣取りゲームのようですが、最大の特徴は「移動システム」にあります。プレイヤーは自由にレーンを行き来できず、コース上にランダムで出現する矢印に従うか、コース自体を回転させて隣のレーンへ移るという「アミダくじ」のようなパズル的な移動制御が求められます。

また、本作は「収集と鑑賞」の要素も充実しています。ステージ中に隠された条件を満たすと出現する、奇妙で可愛い未知の生命体「トイ」を捕獲することがもう一つの目的です。トイは全100種類以上存在し、集めたトイは「トイガーデン」で飼育・観察が可能。ゲーム内の音楽は、世界的な評価を受けるテクノアーティストのススム・ヨコタ(横田進)氏が担当しており、キャラクターデザインにはフリフリカンパニーの程亮介氏を起用するなど、ゲーム全体がひとつの現代アートのようなスタイリッシュな雰囲気に包まれています。

本作のサウンドを手掛けたススム・ヨコタ氏は、90年代から2000年代にかけて活動し、日本のテクノ・アンビエントシーンを牽引した世界的アーティストです。彼の作り出す幻想的で有機的な電子音は、本作のサイバーかつポップな世界観と完璧にマッチしており、ゲームプレイ自体を一種のトリップ体験へと昇華させています。また、キャラクターデザインの程亮介氏は、後に『パタポン』シリーズなどのデザインも手掛けており、その特徴的なシルエットと色彩感覚のルーツを本作に見ることができます。

エンエンエンジェル(関連商品)

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