『DXモノポリー』は、2000年12月21日にタカラからPlayStation向けに発売されたボードゲームです。ゲームボーイ版『DXモノポリーGB』に続くシリーズ第2作であり、家庭用機向けとしては初の「デラックス」仕様となっています。

プレイヤーはウェブ上で開催されるモノポリー大会の参加者となり、計12回戦を勝ち抜いていくことが目的。対局には最大5人まで参加可能で、48人のコンピュータキャラクターが登場します。ビル・ゲイツ風の「ルビ・ゲイシ」や田中麗奈風の「なかたれいな」など、実在の著名人をモデルにした個性的なキャラクターが多数登場し、対局に彩りを添えます。

本作では、モノポリー日本選手権チャンピオンの野中俊一郎と世界チャンピオンの百田郁夫が監修を担当。COMの思考ルーチンが強化されており、仮破産交渉などの新要素も導入されています。これにより、従来のモノポリーよりも実戦形式に近い駆け引きが展開されます。

公式ルールに準拠しつつも、家の競売がないなど独自の調整が加えられており、テンポよく進行する設計。テキストや音楽、キャラクターデザインには複数の制作会社が関与し、演出面でも完成度の高い作品となっています。