『コスモウォーリアー零』は、2000年5月18日にタイトーがPlayStation向けに発売したアクションシューティングゲーム。ジャンルは「アクション/シューティング」で、松本零士の監修のもと制作されたSF作品です。プレイヤーは地球連邦軍艦隊指令「ウォーリアス・ゼロ」となり、機械化人との戦いを描いたTPS(三人称視点)形式のゲームを進めていきます。

本作では、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999、キャプテンハーロックなど、松本零士作品に登場するキャラクターたちが多数登場。若き日のハーロックやトチロー、メーテルなどが物語に関わり、シリーズ間のミッシングリンクを補完する構成となっています。時系列的には『宇宙戦艦ヤマト』の未来、『銀河鉄道999』の過去に位置づけられています。

ゲームはステージクリア型で進行し、ゼロの乗艦「火龍」を操作して敵艦隊と交戦。武装の強化や艦内の人間・機械化人乗組員との関係性が物語に影響を与えます。戦闘はTPS形式で展開され、艦砲射撃や回避行動を駆使して敵を撃破。ステージ間にはアドベンチャーパートが挿入され、選択肢によって展開が変化します。

2002年にはWindows版が発売され、同年にテレビアニメ化も実現。アニメ版はベガエンタテイメントが制作し、テレビ東京系列で全13話が放送されました。ゲームとアニメは世界観を共有しており、キャラクターの設定や物語の背景が補完される構成です。

原作は松本零士によるSF漫画作品群。『コスモウォーリアー零』はそれらの世界観を統合したオリジナルゲーム作品であり、若き日のハーロックやメーテルなどが登場する時代設定を通じて、松本作品の時系列的接続を試みた構成となっています。ゲームと同時期にテレビアニメ版も制作され、メディアミックス展開が行われました。