『ピックスの大冒険 磁石で飛んじゃう!?』は、身体が磁石になってしまった主人公を操作し、引力と斥力を駆使してステージを攻略する3Dマグネティック・アクションゲーム。2000年5月18日にアフェクトからPlayStationで発売されました。
本作の舞台は、すべてが磁力で構成された世界「マグネティカ」。主人公のピックスは、ある日空から降ってきた「マグネシア・ストーン」を飲み込んでしまったことで強力な磁力を帯びてしまいます。プレイヤーはピックスを操り、身体の極性を「N極」と「S極」に切り替えながら冒険を進めます。ステージ上の鉄球を引き寄せて足場にしたり、同じ極同士の反発力を利用して大ジャンプ(マグネティック・ジャンプ)を行ったりと、磁石の物理法則をパズルアクションに落とし込んだシステムが特徴です。
キャラクターデザインや世界観はポップで可愛らしい雰囲気で統一されていますが、アクションゲームとしての難易度は高めに設定されています。特に、3D空間での距離感の把握や、反発ジャンプの制御には慣れが必要であり、落下即ミスのシビアな足場渡りが求められる場面も少なくありません。開発・発売元のアフェクトは、『倉庫番』シリーズの移植や『ハローキティ』のキャラクターゲームなどを手掛けていたメーカーですが、本作のような完全オリジナルの3Dアクションへの挑戦は珍しい事例でした。後にゲームアーカイブスでも配信され、その独特の操作性とアイデアは一部のプレイヤーに再評価されています。
本作を開発したアフェクト(AFFECT)は、90年代後半から2000年代初頭にかけて活動したゲームメーカーで、主にパズルゲームや女児向けキャラクターソフトをリリースしていました。本作の主人公「ピックス」はオリジナルキャラクターですが、同社のパズルゲーム『ゼラちゃんパズル』のキャラクターがゲスト出演するなど、メーカー内でのクロスオーバー要素も見られます。磁石の不思議な力を使った遊びに興味を持たれた方には、実際の磁石を使った知育玩具や、物理法則を学べるキットなどがおすすめです。













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