『閉鎖病院』は、人物同士の関係性と分岐構造を軸に物語を進めるサウンドノベルです。2000年4月20日にヴィジットからPlayStation向けに発売され、その後2001年3月1日に廉価版が発売されました。

本作はヴィジットが展開していた「ハイパーノベル」シリーズ第4作として制作されており、全編CGによるビジュアル表現と複数のシナリオラインを組み合わせた構成が特徴です。舞台は大正時代末期の病院で、主人公は不可解な死を遂げた上司の死因を追う中で、院内の異変や研究棟の秘密に迫っていきます。

ゲーム進行の中心には「パーソナルポイント」システムがあり、特定キャラクターとの関係値が一定以上になると、通常では選べない選択肢や隠しシナリオが開放されます。このポイントはクリア時に最大値が保存されるため、周回プレイを前提とした構造になっています。

また、達成度によって外伝シナリオが解放される仕組みや、サウンドテスト・ムービー鑑賞といったおまけモードも搭載されています。シナリオ量はシリーズ内でも多く、分岐の幅が広い一方で、達成率100%が不可能になる設定ミスが存在するなど、独特のバランスも含めて個性的な作品となっています。

本作はオリジナル企画のサウンドノベルで、特定の原作を持っていません。ヴィジットが展開した「ハイパーノベル」シリーズの一作として制作されており、同シリーズの文脈で語られることが多いです。サウンドノベルというジャンル自体は、文章主体の物語を選択肢で分岐させる形式を特徴としており、1990年代後半から2000年代にかけて家庭用ゲーム機で多くの作品が登場しました。

閉鎖病院

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