『チェス2000』は、英国の老舗デベロッパーが開発した強力な思考エンジンを搭載し、人間味のある打ち筋と高度な戦術を再現した本格派チェスソフト。2000年04月06日にアンバランスからプレイステーションで発売されました。本作の最大の特徴は、世界的な定評を持つOxford Softworks社の思考ルーチン「Chess 2000」を採用している点にあります。単に計算速度が速いだけでなく、実際の人間と対局しているかのような柔軟な戦略性や、局面に応じた駆け引きを実現しており、機械的な処理とは一線を画す奥深い対局を提供します。

ゲームプレイは、コンピュータとの対局を主軸に、プレイヤーの棋力向上をサポートする多彩な機能を搭載しています。駒の移動可能な範囲を盤上に示す「ガイドライン表示」や、次の一手に迷った際に最善手を教えてくれる「ヒント機能」を完備しており、ルールを覚えたての初心者でも安心してゲームを進めることが可能です。対局画面は、盤面を真上から見下ろす記号的な「2D表示」と、駒の造形や盤の質感を立体的に表現した「3D表示」を自由に切り替えることができ、プレイヤーの好みに応じた視点で思考に没頭できる環境を整えました。

本作の独自性は、アンバランス社が得意とする実用的なインターフェースと、ストイックなまでの対局特化仕様にあります。派手なキャラクターやストーリー要素をあえて排除し、落ち着いたBGMと洗練されたグラフィックで、知的なボードゲームとしての雰囲気を重視しています。対局の記録(棋譜)をメモリーカードに保存して後から再生・検討できる機能や、持ち時間を設定して公式戦のような緊張感を演出できるクロック機能など、チェス愛好家が求めるツールとしての完成度を追求した一作です。

発売元のアンバランスは、PCゲームの移植やテーブルゲームの定番タイトルを数多く手掛けるメーカーです。特に「爆発的1480シリーズ」などで知られ、低価格かつ高品質なソフトを供給しました。チェスは世界で最も普及しているボードゲームの一つであり、その戦略や歴史的背景を知るには、実際の対局を見ることのできる映画や、定跡を解説した入門書が役立ちます。

チェス入門 (書籍)

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