『ディスクダービー 名馬をつくろう!!』は、手持ちの音楽CDやゲームディスクから競走馬を誕生させ、最強のサラブレッドを育成する競走馬育成シミュレーション。2000年3月30日にダズ(DAZZ)からPlayStationで発売されました。
本作は、テクモの大ヒット作『モンスターファーム』が確立した「CDからキャラクターを生み出す」というシステムを、競馬ゲームに落とし込んだフォロワー作品の一つです。プレイヤーはブリーダーとなり、PlayStation本体に手持ちの音楽CDやデータCDを読み込ませることで、そのディスク固有のパラメータを持った競走馬を「生産」します。読み込ませるディスクによって、スピード重視の短距離馬やスタミナ自慢の長距離馬、あるいはとんでもない珍馬が誕生するため、家中のCDを片っ端から試すという楽しみがあります。
生産した馬は、調教メニューを選んで能力を伸ばし、レースに出走させて賞金を稼ぎます。レースシーンは3Dグラフィックで描かれ、逃げ・先行・差し・追込といった脚質の概念も存在します。また、引退させた馬を繫殖に回し、新たな最強馬を作り出す配合要素も搭載されています。本格的な競馬シミュレーションほどの厳密さはありませんが、自分の好きなアーティストのCDから生まれた馬がG1レースを制覇するといった、本作ならではのロマンと愛着を感じられる一本です。開発には『m[emu]』などのネクサスインターラクトが関わっており、隠れた意欲作として一部の競馬ファンに記憶されています。
本作の発売元であるダズ(DAZZ)は、PlayStation後期に『戦略師団トラトラトラ!』などのシミュレーションゲームを数本リリースしたメーカーです。本作のような「CD読み込み系ゲーム」は当時ブームとなり、様々なジャンルで亜種が作られました。競馬の歴史に名を残す実際の名馬たちを知れば、ゲーム内でどんな名前をつけるか、配合のインスピレーションも湧いてくるはずです。













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