『スラッシャーSK8』は、世界的なスケートボード専門誌『THRASHER』が監修し、ストリートスケートのリアルな挙動と「痛み」を徹底的に再現したスケートボードアクションゲーム。2000年3月4日にウエップシステムからPlayStationで発売されました。

本作は、同時期に流行していた『トニー・ホーク プロスケーター』シリーズのような空中高く飛び回るアーケードライクな爽快感とは対照的に、重力や物理法則を重視したシミュレーター寄りの挙動が特徴です。プレイヤーは架空のスケーターとなり、実在のストリートスポットを模したステージでトリックを決め、スポンサーを獲得してプロデビューを目指します。操作は難易度が高く、着地に失敗するとラグドール物理(ぐにゃぐにゃした挙動)によって地面に叩きつけられ、骨折などの痛々しいダメージ描写が表示されるという、スケートボードの過酷な側面も描かれています。

ゲームのBGMには、Run-D.M.C.、Public Enemy、Grandmaster Flashといったオールドスクール・ヒップホップの名曲が多数収録されており、90年代のストリートカルチャーの雰囲気を濃厚に漂わせています。また、制限時間が終了すると警官(The Man)が出現し、テーザー銃で攻撃してくる彼らから逃げ切らなければスコアが無効になるという、ストリートならではのスリルあるルールも採用されています。その高い難易度と硬派な世界観から、「マゾゲー」と評されることもありますが、技をメイクした時の達成感は本物のスケートボードに近いものがあります。

本作のタイトルにもなっている『THRASHER(スラッシャー)』は、1981年にサンフランシスコで創刊されたスケートボード専門誌です。単なるスポーツ誌の枠を超え、パンクロックやヒップホップといった音楽、アート、ファッションなど、ストリートカルチャー全般に多大な影響を与え続けています。ゲーム内で味わえる「転倒の痛み」や「反骨精神」に共鳴した方には、同ブランドのアパレルや、スケートボードの歴史を紐解く関連書籍が、その精神性をより深く理解するためのアイテムとなります。

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