『建設機械シミュレーター KENKIいっぱい! 〜免許をとってビルを建てよう!!〜』は、建設現場の主役である重機たちを操り、職人としての技術を磨く本格的な職業シミュレーションゲーム。2000年02月24日にファブコミュニケーションズからプレイステーションで発売されました。本作は、建設機械業界の最大手である「コマツ」の全面協力・監修を受けて開発されており、実在する重機の挙動やエンジン音を忠実に再現しています。プレイヤーは新人オペレーターとなり、教習所での厳しい訓練を経て、実際の建設現場でビルを完成させるという男のロマン溢れる工程を体験します。

ゲームプレイは、段階的なキャリアアップ構造になっています。まずは「免許をとろう」モードで教官の指導のもと、油圧ショベル、ブルドーザー、ホイールローダー(作中表記はパワーローダー)、ダンプトラック、ラフテレーンクレーンという5種類の重機の操作を習得します。試験に合格して免許を取得すると、「ビルを建てよう」モードが解禁され、整地から基礎工事、資材の運搬といった一連の作業を請け負うことになります。操作面では、デュアルショックの2本のアナログスティックを建機の操縦レバーに見立てており、実機さながらの複雑なアーム操作や走行制御を指先ひとつで直感的に行えるインターフェースを実装しています。

本作の特徴は、子供向けのタイトルに見えながらも、その中身が極めて硬派でリアル志向である点です。例えば、アームを旋回させる際の慣性や、土砂を掘削する際の抵抗感がコントローラーの振動機能を通じてプレイヤーの手に伝わります。単に動かすだけでなく、「土をこぼさずにトラックに積む」「指定された位置に正確に吊り荷を下ろす」といった繊細な職人芸が要求され、現場作業の緊張感と、仕事をやり遂げた時の達成感を味わえるシミュレーターとしての完成度を追求しています。

本作は、後にプレイステーション2などで発売される『ケンキーズ』シリーズなどの先駆けとも言える作品です。ファブコミュニケーションズは、ニッチながらも需要のある職業体験ゲームを供給しました。建設機械の迫力ある動きやメカニズムに魅了された方は、精巧なダイキャストモデルを手に取ることで、その機能美をより身近に感じることができます。

トミカ 建設車両セット

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