『クレイジークライマー2000』は、高層ビルの外壁を命綱なしで登る伝説のアーケードゲームを、3Dグラフィックによるリメイクと共に蘇らせたクライミングアクション。2000年2月3日に日本物産からPlayStationで発売されました。
本作は、1980年にゲームセンターで稼働し「登る」という斬新なコンセプトで大ヒットした『クレイジークライマー』の完全リメイク作品です。最大の特徴は、PlayStationのコントローラー「デュアルショック」のアナログスティック2本に対応している点です。オリジナル版は2本のレバーを上下させて右手・左手を操作するスタイルでしたが、本作では左右のアナログスティックをそれぞれの腕に見立てることで、当時のアーケード筐体に近い直感的な操作感を家庭用で再現しています。
収録モードは、ポリゴンで描かれた近代的なビルを登る「2000モード」と、昔ながらのドット絵を楽しめる「オリジナルモード」の2種類です。2000モードでは、円筒形のビルや、飛び移ることが可能なツインタワーなど、3D空間ならではの立体的なステージ構成が登場します。窓から植木鉢を落とすお邪魔キャラクターや、空から降ってくる鉄骨、そして窓を閉める住人といった妨害要素も健在で、スリルある登攀アクションを楽しむことができます。また、オリジナルモードではBGMの一部が差し替えられているものの、当時の雰囲気を色濃く残しており、オールドファンと新規層の両方に向けた仕様となっています。
本作のオリジナル版を生み出した日本物産(ニチブツ)は、1970年代から『ムーンクレスタ』や『平安京エイリアン』などの名作を世に送り出した老舗メーカーです。本作『クレイジークライマー』は同社を代表するタイトルであり、その権利は現在ハムスター社に引き継がれ、『アーケードアーカイブス』シリーズなどで現行機種向けに配信されています。当時のアーケードゲームの熱気や、ニチブツ作品の歴史的意義をより深く知りたい方には、以下のレトロゲーム関連書籍が資料として適しています。













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