『ランドメーカー』は、1998年にタイトーがアーケード向けに稼働を開始し、1999年12月9日にPlayStationへ移植された戦略型パズルゲーム。ジャンルは「パズル」で、画面下から色付きピースを射出し、フィールド上に建物を構築して消去することで得点を競う構成です。プレイヤーは8人のキャラクターから1人を選び、対戦形式またはCPU戦で建設と破壊を繰り返します。

本作では、フィールドが斜めに構成されており、ピースは斜面に沿って滑るように移動。同色のピースが接触すると融合し、一定の形状(2×2、3×3など)になると「建物(プライズ)」として成立します。建物は消去することで得点が加算され、消去範囲が広いほど高得点を獲得可能。さらに、建物の中心にアイテムが出現し、フィールド全体に影響を与える特殊効果を発動できます。

アイテムは建物のサイズに応じて変化し、2×2ではプッシャー操作、3×3では同色ピースの一掃、4×4では色の塗り替え、5×5ではフィールドのリセットと大量建設が可能。対戦モードでは、建物の消去によって相手フィールドに無色ピースを送り込み、プッシャーで圧迫する攻撃が展開されます。これにより、戦略的な建設とタイミングを見極める駆け引きが生まれます。

PlayStation版では「アーケードモード」「パズルモード」「バトルモード」の3種類が収録。条件付き建設やコイン獲得競争など、多様なルールでプレイ可能です。2008年と2012年にはゲームアーカイブスで配信され、現行機でもプレイ可能となりました。

原作は1998年にタイトーがアーケード向けに稼働した『ランドメーカー』。PlayStation版はその移植作品であり、複数のモードや演出が追加された家庭用仕様となっています。シリーズ展開はされていませんが、独自の建設・消去システムによって高い戦略性を持つ作品として知られています。