『ククロセアトロ~悠久の瞳~』(ギリシャ語で「人形劇場」を意味する Kouklo Theatro)は、サン電子が開発・発売したシミュレーションRPG。1999年12月02日に通常版が発売され、2001年09月20日には廉価版も登場しました。

物語は主人公ルカとエレナが洞窟で「ガラス玉」を発見するところから始まります。その玉の爆発によって地下室が現れ、そこに置かれていた地図を手掛かりに「グーンドックス」へ向かう冒険が展開されます。世界観は「女神戦争」と呼ばれる人間と邪神の戦いの後の時代で、プレイヤーは「ククロセアトロ」と呼ばれる真紅の瞳を持つ一族の力を用いて戦います。

ゲームシステムは「マペット」と呼ばれる人形を操る独自の仕組みが特徴。マペットは宝玉を与えることで魂を宿し「マペットモンスター」として進化し、戦闘に参加します。パーティは最大4体(主人公+3体のマペット)で構成され、戦略的な育成と編成が求められます。

キャラクターデザインは桜瀬琥姫が担当し、幻想的で繊細なビジュアルが作品世界を彩っています。

オリジナルゲームとして制作されましたが、後に電撃ゲーム文庫から小説版『ククロセアトロ~悠久の瞳~』(著:工藤治)が2000年2月25日に刊行されています。

ククロセアトロ