『ランナバウト2』は、交通ルールを無視して街中を暴走し、あらゆるオブジェクトを破壊しながら目的地への最短ルートを見つけ出すカーアクションゲーム。1999年11月18日にクライマックスからPlayStationで発売されました。
本作は、1997年に発売され「破壊の爽快感」と「自由なショートカット」でヒットした『ランナバウト』の正統続編です。プレイヤーは「運び屋」として依頼を受け、制限時間内に目的地まで物品を届けたり、特定の対象を尾行・破壊したりといったミッションに挑みます。最大の特徴は、コース上のガードレール、信号機、コンビニエンスストア、さらには民家やショッピングモールの中まで、走行ルート上の障害物を物理的に破壊して突き進める点にあります。「道は、ある。」というキャッチコピーの通り、正規の道路を走るだけではなく、建物を破壊して近道を作ることが攻略の鍵となります。
前作からの進化点として、収録車種の大幅な増加が挙げられます。スポーツカーやバイクといった一般的な車両に加え、バス、ダンプカー、戦車、さらには犬や豚といった変わり種まで、条件を満たすことで多種多様なマシンを使用できるようになります。それぞれの車両には破壊力やグリップ性能などのパラメータが設定されており、ミッション内容に適した車両選択が求められます。また、前作の舞台は海外風の架空都市でしたが、本作では日本を彷彿とさせる看板や街並みが登場し、より身近な風景を破壊する背徳感を味わえるようになりました。開発は『ランドストーカー』などで知られる内藤寛氏率いるクライマックスが担当しており、高い技術力に裏打ちされた物理挙動と遊び心が詰め込まれています。
本シリーズの生みの親である内藤寛氏は、メガドライブ時代の名作アクションRPG『ランドストーカー』などのプログラマーとして知られる伝説的なクリエイターです。彼が設立したクライマックスは、高い技術力を活かした独自のゲームを数多く世に送り出しました。本作『ランナバウト2』を楽しむ上で、その原点となる第1作目の存在は欠かせません。よりシンプルかつストイックに「破壊とショートカット」を追求した初代作品に触れることで、シリーズの進化をより深く理解することができます。













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