『一撃 鋼の人』は、1999年にPlayStation向けに発売された対戦格闘ゲームで、国際空手道連盟極真会館(松井派)公認の空手ゲームとして登場しました。実在の空手家たちが登場し、極真空手の精神と技術をゲームとして体験できる、唯一無二の作品です。開発・発売はバンダイが担当し、空手の礼儀や道場訓、昇級審査なども盛り込まれた構成は、格闘ゲームでありながら教育的な側面も持ち合わせています。
プレイヤーは、育成モードで自分だけの空手家を作成し、道場での修行や昇級試験を経て大会に挑みます。試合はフルコンタクトルールに基づき、ローキックや突き、受け技などがリアルに再現されており、コンビネーションが決まったときの爽快感は格別です。選手の掛け声は実際の音声を取り込んでおり、臨場感を高める演出が施されています。隠しキャラクターとして声優・宮村優子が登場する裏技も存在し、ファンには嬉しいサプライズとなっています2。
育成モードでは、筆記試験や昇段審査など、空手の精神面にも触れる要素が盛り込まれており、単なる格闘ゲームに留まらない深みがあります。キャラクターの外見はユニークで、アフロやハゲなど個性的な顔立ちが揃っており、見た目に反して世界大会を制覇するという熱い展開が待っています。100人組手などの過酷な試練も用意されており、プレイヤーの根気と技術が試されます。
本作はPlayStation専用タイトルとして、ロード時間はやや長めながらも、グラフィックは当時としては高水準で、試合中の動きや演出に力が入っています。極真空手の魅力をゲームとして体験できる貴重な作品であり、格闘技ファンや空手経験者にとっては教材的価値もある一本です。
関連DVDをAmazonで今すぐチェック
極真空手 フィギュアをAmazonで今すぐチェック
サウンドトラックをAmazonで今すぐチェック
コメントを追加