『モンスターコレクション 〜仮面の魔道士〜』は、人気トレーディングカードゲーム(TCG)の世界観をベースに、召喚術師となって迷宮を探索するカードバトルRPG。1999年10月28日に角川書店からPlayStationで発売されました。
本作は、グループSNEが開発し、富士見書房から発売されていた国産TCGの草分け的存在『モンスター・コレクション』を初めて家庭用ゲーム化した作品です。プレイヤーは召喚術師の少年ロビンとなり、六門世界を舞台に、仮面の魔道士が主催する闘技大会での優勝を目指します。ゲームは「ダンジョンパート」と「デュエル(対戦)パート」の2つで構成されています。ダンジョンパートは『不思議のダンジョン』シリーズのようなローグライク形式で、ランダム生成されるマップを探索してカードを収集します。敵シンボルと接触するとカードバトルに突入し、原作TCGのルールをベースにしつつ、コンピュータゲーム向けにアレンジされたシステムで戦います。
特筆すべきは、原作TCGの特徴である「進軍」や「スペル(呪文)」の応酬といった戦術的な駆け引きが再現されている点です。プレイヤーは手札からモンスターを召喚して地形に配置し、敵本陣の占領あるいは敵召喚術師の撃破を目指します。また、カードイラストには、米田仁士氏、末弥純氏、開田裕治氏といった、原作同様の豪華イラストレーター陣が起用されており、コレクション要素も充実しています。ゲームオリジナルのカードやストーリーも用意されており、TCGプレイヤーだけでなく、ファンタジーRPGファンも楽しめる内容となっています。
本作の原作である『モンスター・コレクションTCG』は、1997年に誕生し、ダイス判定を用いた戦闘や「本陣」を取り合うボードゲーム的なルールで人気を博したカードゲームです。小説『ロードス島戦記』などで知られるグループSNEが世界観設定を手掛けており、その緻密なファンタジー世界「六門世界」は、小説やTRPGなど多岐にわたるメディアミックス展開が行われました。本作の世界観をより深く知るには、同じ世界設定を共有する小説シリーズなどが最適です。













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