『君の気持ち、僕のこころ』は、1999年9月14日にタカラからPlayStation向けに発売された恋愛アドベンチャーゲームです。ジャンルは「恋愛アドベンチャー」で、後に廉価版『THE BEST タカラモノ』としても再発売されました。

物語は、夏休みのある日、マンホールに落ちたことをきっかけに憑依能力に目覚めた主人公・天童憑太（名前変更可能）が、2学期の始まりとともにその能力を使って新たな日常を迎えるところから始まります。人や動物、物などに憑依することで、他者の視点や感情を体験しながら、ヒロインたちとの関係を深めていく展開。

憑依には「相手を理解しようとする気持ち」が必要で、単なる能力の乱用では進展しない構造。各ヒロインには複数のエンディングが用意されており、バッドエンドも含めて攻略難易度は高め。ヒントが少なく、憑依を駆使したフラグ立てが鍵となるため、プレイヤーの観察力と推理力が試されます。

全年齢対象ながら、憑依による視点の切り替えを通じて、やや過激な描写も含まれる独特な世界観が展開されます。修学旅行までの1ヶ月間を舞台に、日常と非日常が交錯する青春物語が進行します。