『ビートマニア アペンド 4thMIX the beat goes on』(beatmania APPEND 4thMIX)は、コナミが開発・発売したリズムゲームで、1999年9月9日にPlayStation向けに日本でリリースされました。アーケード版『beatmania 4thMIX』の完全移植を基盤に、家庭用向けの新曲を追加したアペンドディスクです。単体では動作せず、初代『ビートマニア』や『ビートマニア アペンド 3rdMIX』などのキーディスクを必要とし、メニュー画面の「DISC CHANGE」機能でディスクを交換してプレイします。プレイヤーは専用コントローラーを使って5つのキー(白鍵3つ、黒鍵2つ)とターンテーブルを操作し、画面に流れるノートをタイミングよく叩いてDJプレイを楽しみます。『ビートマニア』シリーズの直感的な操作性とBEMANIシリーズの音楽ゲームとしての魅力が詰まった作品です。

本作は20曲以上の新曲を収録し、テクノ、ビッグビート、ドラムンベースなどアンダーグラウンドな雰囲気の楽曲が特徴です。代表曲には「Anthropology」「Theme of Sporty Girls」「DRUNK MONKY」などがあり、家庭用オリジナル曲として「SAMBISTA」「Deep Clear Eyes」などが追加されました。アーケード版からの移植曲に加え、『Dance Dance Revolution』シリーズの楽曲や著名アーティストとのコラボ曲も収録され、音楽の幅広さが魅力です。

ゲームモードには、ステージクリアを目指す「GAME START」、練習用の「TRAINING」、自由に曲を選べる「FREE」が含まれ、特定の条件を満たすと「Bonus Edit」モードが解禁。このモードは、キーディスクを『3rdMIX』、次に『ゴッタMIX』、最後に『4thMIX』と交換することでアクセスでき、過去作の楽曲(『3rdMIX』の未収録曲など)をプレイ可能です。サウンドエフェクター機能(リバーブ効果)が初めて導入され、ゲーム中にエフェクトのオン/オフを切り替えられる点も新鮮でした。本作は独立したメモリーカードスロットを使用し、過去のアペンドディスクと異なりセーブデータが競合しない仕様になりました。