『スタートリング・オデッセイ1 ブルーエヴォリューション』は、行方不明の父を捜す青年レオンが、世界を覆う邪教の陰謀に立ち向かうファンタジーRPG。1999年7月15日にレイ・フォースからPlayStationで発売されました。

本作は、1993年にPCエンジンで発売された『スタートリング・オデッセイ』の第1作目をベースに、PlayStation向けに大幅なリメイクを施した作品です。ストーリーの大筋は原作を踏襲しており、主人公レオンがさらわれた妹を救い出し、かつて旅に出たまま戻らない父の足跡を追って冒険を繰り広げます。しかし、リメイクにあたってキャラクターデザインの一新、シナリオの加筆・修正、ダンジョンマップの変更などが行われており、単なる移植ではなく「進化(エヴォリューション)」の名にふさわしい新作に近い内容となっています。

レイ・フォース作品の代名詞とも言える「ビジュアルシーン」の豊富さは健在で、物語の節目にはアニメーションムービーや一枚絵のカットインが頻繁に挿入されます。戦闘はオーソドックスなターン制コマンドバトルを採用していますが、魔法や必殺技のエフェクトは派手になっており、特に召喚獣の演出に力が入れられています。また、90年代のOVAを彷彿とさせるシリアスで重厚なストーリー展開に加え、ヒロインたちの入浴シーンをはじめとするお色気要素や、敵による残虐な描写も含まれており、CERO規定導入前の作品ならではの刺激的な表現が特徴です。

本作の開発元であるレイ・フォースは、PCエンジン時代から『聖夜物語』や『ミラークルム』など、ビジュアル重視のRPGを数多く手掛けてきたメーカーです。本作は同社のPlayStation参入第1弾タイトルであり、PCエンジン版のファンだけでなく、新規のRPGファンに向けて制作されました。当時のPlayStationには数多くのRPGが発売されていましたが、本作のような90年代特有の「濃い」ファンタジー世界を俯瞰するには、当時の全ソフトを網羅したカタログ本が資料として最適です。

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