PERFECT PERFORMER -THE YELLOW MONKEY-のカバーアート

ゲーム概要

『PERFECT PERFORMER -THE YELLOW MONKEY-』は、人気ロックバンドTHE YELLOW MONKEYの楽曲をフィーチャーした音楽ゲームだ。プレイヤーはボーカル、ギター、ベース、ドラムのいずれかを選び、流れる楽曲のリズムに合わせてボタンを叩き、演奏を繰り広げる。THE YELLOW MONKEYのオリジナル音源がフルで使用され、さらにゲーム中の応援ボイスにはメンバー自身の肉声が使われている点が、ファンにとってはたまらない魅力だろう。音楽ゲームとしては初の試みとなる、最大4人同時プレイも可能。仲間と集まって、THE YELLOW MONKEYの楽曲で盛り上がれる、当時としては画期的な作品だった。

特徴的なシステム

本作のゲームプレイはシンプルながらも奥深い。プレイヤーは楽曲に合わせて3つのボタンをタイミング良く押すことで、選んだ楽器パートを演奏する。演奏の出来によってライブの盛り上がりが変化し、高得点を獲得するとスペシャルステージが出現する。腕前を磨き、最高のライブパフォーマンスを目指そう。また、ゲームをクリアすることで特典映像が楽しめるのも、ファンにとっては嬉しい要素だ。

影響

意外なことに、本作が音楽シーンに影響を与えた例も存在する。シンガポールの女性ハードコアバンド「Obstacle Upsurge」のドラマー、Puteri Nurainn氏は、小学生時代に本作をプレイしたことがきっかけでドラムに興味を持つようになったという。彼女は99%の確率でドラムを選択し、それが現在の音楽活動に繋がっていると語っている。一見すると単なる音楽ゲームだが、誰かの人生を変えるきっかけになることもある。ゲームの持つ可能性を感じさせるエピソードだ。