『ツインズストーリー きみにつたえたくて…』は、双子の妹の助けを借りて、交流の少ない女子部の生徒たちとの恋愛成就を目指す学園シミュレーションゲーム。1999年6月24日にパンサーソフトウェアからPlayStationで発売されました。

本作は、1998年に富士通パレックスから発売されたPC用ソフトの家庭用移植版です。舞台となる「楠原学園」は、男子部と女子部の校舎が線路によって隔てられ、普段の交流がほとんどないという特殊な環境にあります。プレイヤーは男子部に通う主人公となり、女子部に通う双子の妹「館野成美」を通じて情報を得たり、仲を取り持ってもらったりしながら、ヒロインたちとの接点を作っていきます。妹自身もサブヒロイン的な立ち位置にあり、時には兄の恋路を応援し、時には複雑な心境を見せるといった兄妹ならではのドラマも描かれます。

ゲームシステムは、勉強や運動などのコマンドを実行して主人公の能力を高める育成パートと、マップ移動や会話によるアドベンチャーパートで構成されています。ヒロイン候補は、幼馴染、妹の親友、留学生など個性豊かな10名が登場し、野上ゆかな(現・ゆかな)さん、松本梨香さん、こおろぎさとみさん、矢島晶子さん、大谷育江さんといった、当時のアニメ界を代表する超豪華声優陣がキャスティングされています。PlayStation版ではデュアルショックの振動機能に対応したほか、PC版から一部のイベントやシステムが調整され、より遊びやすくリファインされています。

本作のオリジナル版を制作した富士通は、パソコンメーカーとして知られていますが、90年代には『エーベルージュ』などのオリジナルゲームソフトも手掛けていました。本作はその流れを汲む作品であり、PC版の発売時にはデスクトップアクセサリー集などが付属していました。妹役のゆかなさんは、本作発売当時は『カードキャプターさくら』などで人気を博しており、その可憐な声質は本作の妹キャラクターの魅力を決定づけています。

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