『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』は、1999年にアローマよりPlayStation向けに発売された横スクロールシューティングゲームです。タイトル通り、1970年代のスーパーロボットアニメを徹底的に再現した演出が特徴で、ステージ構成は「OP→Aパート→CM→Bパート→ED→次回予告」というテレビ番組風の流れで展開されます。ゲームは全8話構成で、各話に専用の主題歌・挿入歌・ムービーが用意されており、CD-ROM4枚組という異例のボリュームを誇ります。
プレイヤーは3形態に変形可能な巨大ロボット「ゲッP-X」を操作し、宇宙悪魔帝国の侵略に立ち向かいます。各形態には異なる攻撃方法と必殺技が設定されており、特定の形態でボスを倒すと「絶対フィニッシュ」ムービーが発動します。第4話では選択した形態によってストーリーが3分岐し、それぞれ異なる後半展開が用意されています。また、アトランジャーや64式ロボなどのゲスト機体が使用可能なエクストラモードも収録されています。
声優陣には神谷明・速水奨・たてかべ和也・永井一郎・池田秀一など、主題歌にはささきいさお・影山ヒロノブ・串田アキラ・MIO・ムッシュ吉崎などを起用し、演出面においても70年代ロボットアニメへの強いオマージュが込められています。開発元のアローマは本作の制作後に解散しており、現在ではプレミア価格が付く希少タイトルとなっています。
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