『あすか120%ファイナル BURNING Fest.』は、美少女たちが部活動の予算とプライドを懸けて激突する、華やかでスピーディーな対戦格闘アクション。1999年5月27日にファミリーソフトからPlayStationで発売され、多くのファンに愛された『あすか120%』シリーズのPlayStation三部作(スペシャル、エクセレント、ファイナル)を締めくくる完結編として展開されました。
本作の舞台は、女子校「私立涼蘭女学院」で開催される伝統の格闘大会「メガファイト」。テニス部、化学部、バレー部など、各部活を代表する美少女たちが、それぞれの活動にちなんだユニークな必殺技を駆使して戦います。シリーズの代名詞である「相殺システム」は本作でも健在で、お互いの攻撃がぶつかるとカキン!という音と共に打ち消し合うため、守りに入ることなく絶え間ない攻め合いが展開されます。また、テンションゲージがMAXに達すると発動する「120%バーニング」状態では、超必殺技が時間内無制限で撃ち放題となり、画面中を飛び道具やエフェクトが飛び交うド派手な逆転劇を楽しめます。
『ファイナル』と銘打たれた本作では、キャラクターデザインに細雪純氏を起用し、ビジュアルを一新。ストーリーモードでは、シリーズを彩ってきた3年生キャラクターたちの「卒業」が描かれており、長きにわたる部費争奪戦の決着と、彼女たちの旅立ちを見届けるドラマチックな構成となっています。開発はサクセスが担当しており、前作までの軽快な操作性を継承しつつ、ゲームバランスの再調整や新技の追加が行われました。単なる「ギャルゲー」の枠に留まらない、格闘ゲームとしての底堅い完成度と、青春の終わりを感じさせる爽やかな読後感が同居する一作です。
後に「SuperLite 1500シリーズ」として廉価版も発売され、手軽に遊べる本格格闘ゲームとして長く親しまれました。2D格闘ゲーム全盛期の熱気と、90年代美少女ゲーム特有の明るく元気なエネルギーが凝縮されており、今なお多くのファンの記憶に残るタイトルです。
『あすか120%』シリーズは、ファミリーソフトによるオリジナル作品です。PC(FM TOWNS/X68000)発祥の美少女格闘ゲームとして草分け的な存在であり、後の同ジャンル作品に多大な影響を与えました。「部活対抗」というキャッチーな設定と、本格的なコンボシステムの両立が評価されています。













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