1999年5月20日にPlayStationで発売された『どすこい伝説』は、相撲部屋の親方となって力士を育成し、借金地獄からの脱出を目指す異色の育成シミュレーションです。プレイヤーは、ちゃんこ鍋の提供や稽古、休養などを通じて力士の体力・体重・能力を管理しながら、部屋の経営を立て直していきます。月ごとに育成と興行が交互に訪れ、勝敗によって報酬が変動するため、戦略的な運営が求められます。
力士は空腹や疲労に敏感で、放置すると死亡することもあるため、食事や休養のタイミングが重要です。商人が売りに来るトレーニンググッズや、祈祷師・気功師による回復など、ユニークな要素が盛り込まれています。宇宙人や借金取りなどの奇妙なキャラクターも登場し、物語にコミカルな彩りを加えます。
試合では、育てた力士が他部屋の力士と対戦し、勝敗によって部屋の評価や資金が変化します。力士の育成だけでなく、部屋の経営やイベント対応など、親方としての手腕が試される場面が続きます。難易度は高めで、負け越しが続くと資金難に陥ることもあり、プレイヤーの判断力が問われます。
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