『ラングリッサーIV & V FINAL EDITION』は、シリーズ後期の2作品を統合・再構築したプレイステーション向けタイトルです。戦術性と分岐要素が強化されたリニューアル版として、1999年に日本国内で発売されました。
本作は『ラングリッサーIV』『ラングリッサーV』を1本にまとめ、UIやシステムを『V』準拠に統一。『IV』ではセガサターン版からの変更点として、ユニットの行動順が「判断力」によって決まるセミリアルタイム制を導入し、戦闘演出やグラフィックも刷新されています。『V』はシリーズ最終作として、時間移動や記憶改変をテーマにした重厚な物語が展開され、選択によって複数のエンディングに分岐します。
プレイヤーはランディウスやシグマといった主人公を操作し、レーゲンブルグ連邦王国やヴェルゼリアなどの勢力と戦いながら、ラングリッサーとアルハザードを巡る壮大な戦争に挑みます。好感度による告白イベントやクラスチェンジ、傭兵指揮システムなど、シリーズの魅力を凝縮した構成となっており、ファンからは「完成形」として評価されました。
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