『ジグザグボール』は、キャラクターグッズやデザイン企画で知られる株式会社レイ・アップのゲームブランド「アップスター」から発売された、3Dボールアクションゲーム。1998年12月10日にPlayStationで発売されました。

本作は「ゲートボール」「パターゴルフ」「ビリヤード」「ピンボール」の要素を一つに混ぜ合わせたような、非常に独特なゲーム性を持っています。プレイヤーは、主人公「ポピ」をはじめとする意思を持ったボール状のキャラクターたちを操作し、おもちゃ箱をひっくり返したような3Dステージを冒険します。
操作は至ってシンプルで、ボールを打ち出す方向を点線ガイドで決め、パワーゲージで強弱を調整してショットするだけ。しかし、ステージ上には壁の反射を利用しなければ取れないアイテムや、立体的なギミック、お邪魔キャラが多数配置されており、一筋縄ではいきません。

最大の特徴は、その可愛らしい見た目に反して、3D空間での距離感や反射角を計算する必要がある意外とシビアな攻略性にあります。視点カメラの挙動に少々癖があるものの、うまくカップインできた時の快感はゴルフゲームに通じるものがあります。また、当時のパーティゲーム需要に応えた「2人対戦モード」も搭載されており、友達とボールをぶつけ合って妨害しあう賑やかな対戦も可能でした。知る人ぞ知るマイナータイトルですが、その不思議な浮遊感とポップな世界観は、プレイした人の記憶に妙な爪痕を残す一本です。

【開発元:レイ・アップ(RayUp)について】
本作を手掛けたレイ・アップは、アニメキャラクターの版権イラスト制作やグッズデザイン、キャラクターマニュアルの作成などを主業務とするデザイン会社です。90年代にはゲーム事業(アップスター名義など)も展開しており、本作のようなオリジナルタイトルのほか、『ウィザードリィ』シリーズの移植やキャラクターゲームなどに関わっていました。そのデザイン力は、本作のポップで洗練されたキャラクター造形にも活かされています。

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