『エクソダスギルティー』は、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』や『EVE burst error』といった名作アドベンチャーを生み出した稀代のゲームクリエイター・菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ)氏が、自ら設立した会社「アーベル」で手掛けたPlayStation用アドベンチャーRPG。1998年11月26日にイマジニアから発売されました。
本作のパッケージには「100万人が泣いた!」という、あまりにも強気かつ挑戦的なキャッチコピーが踊り、発売前から大きな話題(と物議)を醸しました。ゲーム内容は、同じ場所(南ヨーロッパの孤島)を舞台に、「紀元前1200年の過去」「西暦2000年の現代」「西暦13800年の未来」という3つの時代をザッピングしながら進める「マルチタイム・ザッピングシステム」を採用しています。過去の剣士アーレス、現代のトレジャーハンター・カスミ、未来の薄幸の少女スィー。3人の主人公を切り替え、時代を超えてパズルを解き、世界の滅亡に関わる壮大な謎を解き明かしていきます。
PlayStation版はCD-ROM3枚組という大ボリュームで、アニメーションムービーも多数収録されていますが、キャラクターボイスは未収録です(後に発売されたドリームキャスト版『ネオス』で追加)。ロード時間の長さや移動の煩雑さなど、システム面に荒削りな部分はありますが、それを補って余りある緻密なシナリオ構成と、伏線が見事に収束するカタルシスは「菅野節」全開であり、多くのアドベンチャーゲームファンを唸らせた意欲作です。
【脚本・監督:菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ)について】
菅野ひろゆき氏は、1990年代のアドベンチャーゲーム界を牽引した天才クリエイターです。並行世界や時間移動といったSFギミックを物語構造に組み込む手腕は高く評価され、『EVE burst error』の「マルチサイトシステム」や『YU-NO』の「A.D.M.Sシステム」など、ゲームならではの物語体験を発明し続けました。2011年に早逝しましたが、彼が遺した作品群は今なお多くのクリエイターに影響を与えています。
菅野ひろゆき氏の代表作『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』













コメントを追加