『キティ・ザ・クール!』(サブタイトル:カブキでたのしくおどってね!!)は、『パラッパラッパー』などのリズムゲームブームが巻き起こっていた1998年11月26日に、イマジニアから発売されたPlayStation用音楽アクションゲーム。
本作のパッケージを見た瞬間、多くのサンリオファンは我が目を疑うことになります。そこに描かれているのは、いつもの愛らしいキティちゃんではなく、サングラスをかけたり、妙に手足が長かったり、アメコミ風の大胆なアレンジが施された「クールなキティ」だからです。本作のアニメーション制作は、『青の6号』や『カレイドスター』で知られる実力派スタジオ・GONZO(ゴンゾ)が担当しており、全編フルポリゴンと滑らかなアニメーションで、海外カートゥーンのような独特の世界観を描き出しています。
ゲーム内容は、キティが「歌舞伎役者」を目指して修行するという奇想天外なストーリー。プレイヤーはリズムに合わせてボタンを押し、キティに「見得」を切らせたり、華麗な舞を踊らせたりします。ステージ数は全4面と少なめですが、キティ役の林原めぐみ氏をはじめ、瀧本富士子(ばつ丸)、かないみか(ポチャッコ)といった豪華声優陣がボイスを担当。難易度は見た目に反して判定がシビアですが、サンリオの歴史の中でも異彩を放つ「攻めたキティちゃん」を拝める貴重なタイトルです。
【アニメーション制作:GONZO(ゴンゾ)について】
GONZOは、デジタルアニメーションの先駆者として知られる日本のアニメ制作会社です。1990年代後半から2000年代にかけて『青の6号』『ヴァンドレッド』『巌窟王』など、3DCGとセル画を融合させた革新的な映像作品を次々と世に送り出しました。本作のキティが見せる独特の浮遊感やスタイリッシュな動きにも、その技術の萌芽が見て取れます。













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