『破壊王 KING of CRUSHER』は、ファブコミュニケーションズが「究極のストレス発散ゲーム」と銘打って世に送り出した、3D破壊アクションゲーム。1998年11月12日にPlayStationで発売されました。

本作の主人公は、ごく平凡なサラリーマン・司馬九造(しば・くぞう)。ある朝、謎の虫に刺された彼は抑えきれない破壊衝動に目覚め、自宅のちゃぶ台返しから始まり、オフィス、住宅街、果ては東京タワーや国会議事堂までをも破壊し尽くす怪物へと変貌していきます。ステージを進むごとに司馬の体は異形の怪獣へと「進化」し、最終的には口から火を吹くドラゴンや、メカニカルな巨大兵器となって破壊の限りを尽くします。

ゲーム内容は、制限時間(ドーパミンゲージ)が尽きる前に規定の破壊率を達成してゴールを目指すというものですが、プレイヤーを待ち受けるのは爽快感ではなく、劣悪な操作性とシビアな判定による「新たなストレス」であることで有名です。しかし、その突き抜けたバカゲー設定と、The Street Slidersのギタリスト・土屋公平(蘭丸)氏が手掛けた本格的なファンクサウンドのカッコよさは本物であり、多くのクソゲーハンターたちを惹きつけてやまない怪作として語り継がれています。

本作のBGMを担当した土屋公平氏は、1983年にデビューした伝説のロックバンド「The Street Sliders(ザ・ストリート・スライダーズ)」のギタリストです。ハリー(村越弘明)と共に日本のロックシーンを牽引し、そのファンキーで鋭いギタープレイは多くのミュージシャンに影響を与えました。本作ではゲームの混沌とした内容とは裏腹に、極めて洗練されたギターサウンドを提供しています。

The Street Slidersのアルバム

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