『徹底解析必勝パチスロ道場 山佐&パイオニア』は、パチスロ界を代表する二大メーカーの機種を一本のソフトで楽しめる、実機シミュレーションゲーム。1998年11月12日に広美からPlayStationで発売されました。
本作は、パルサーシリーズで知られる「山佐」と、ハナハナシリーズで知られる「パイオニア」の4号機(当時)を計5機種収録したシミュレーターです。収録ラインナップは非常に個性的で、山佐からは『ワイワイパルサー2』『デルデル小僧』『そんなKABAな』の3機種、パイオニアからは『ブンブンブン』『ベジタンV』の2機種が選ばれています。いずれもホールでの設置台数はそれほど多くなかったものの、独創的なリール制御やコミカルなキャラクターで一部のファンから熱狂的な支持を集めた「通好み」のマシンばかりです。
ゲームモードには、所持金を使って実戦形式で収支を競う「実戦攻略」や、設定や確率を自由に変更して挙動を研究できる「徹底解析」、そして目押し練習に特化したモードなどが用意されています。「道場」というタイトルの通り、リールのスベリコマ数を確認したり、成立役を強制的にフラグ成立させたりといった研究機能が充実しており、実機の挙動を細部まで検証することが可能です。メジャー機種ではなく、あえて知る人ぞ知る名機たちにスポットを当てた本作は、4号機中期のバラエティコーナーを愛するスロッターにとって貴重な資料的価値を持つ一本です。
本作に機種を提供している「山佐」と「パイオニア」は、現在もパチスロ業界を牽引する主要メーカーです。山佐はカエルをモチーフにした『パルサー』シリーズや液晶搭載機のパイオニアとして、パイオニアは『ハナハナ』などのハイビスカス告知機で不動の地位を築いています。本作に収録されたような4号機時代のマシンは、現在のAT・ART機とは異なるシンプルなゲーム性(リーチ目や技術介入)を持っていました。当時の熱気や歴史を知るには、パチスロの変遷をまとめた書籍や、人気機種のグッズなどが最適です。













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