『ドキドキプリティリーグ 熱血乙女青春記』は、1998年9月23日にエクシングから発売されたPlayStation用恋愛シミュレーションゲームです。本作は、1997年発売の前作『ドキドキプリティリーグ』の続編であり、霞ヶ浦高校女子野球部を舞台に、育成・試合・恋愛の三要素を融合させたスポ根ラブコメ型のシミュレーション作品です。

プレイヤーは女子野球部の監督として、部員たちを育成しながら全国制覇を目指します。前作から続投したキャラクターに加え、新たに水無月葵・神田紗由里・千堂アリサなど多数の新部員が登場し、総勢20名以上の育成対象が用意されています。育成スケジュールの自由度が向上し、試合パートでは演出・操作性が強化。恋愛イベントも分岐が増え、個別エンディングのバリエーションが拡充されています。

CD-ROM3枚組の大容量を活かし、アニメーション演出・ボイス対応・イベントCGが大幅に強化されました。キャラクターデザインは香川久、SDキャラはあずまきよひこが担当し、演出・脚本には細井能道・堰善宣らが参加。シリーズの集大成的な構成で、ファン層の拡大とメディア展開の基盤を築いた作品です。

本作は、PC-9801向けに展開された『DokiDokiぷりてぃリーグ』シリーズをベースにした家庭用向け再構成作品です。原作は1994年から1995年にかけて発売され、アドベンチャー+野球育成の形式で展開。『レッスルエンジェルス』のキャラクターとオリジナルキャラが登場し、スロット形式の試合と分岐型シナリオが特徴でした。原作の世界観と設定を継承しつつ、PlayStation向けに再構築されています。