『パーラーステーション』は、パチンコホールの「店長」となり、店舗運営の全権を握って地域一番店を目指すパチンコ店経営シミュレーションゲーム。1998年8月27日にGMFからPlayStationで発売されました。

プレイヤーは就職活動中の大学生。ある日、パチンコ店を経営する老人と出会い、その手腕を見込まれてホールの経営を任されるというドラマチックな導入から物語は始まります。一般的なパチンコゲームが「台を打つこと」を主眼としているのに対し、本作は「台を選んで設置する」「釘を調整して出玉率を管理する」「折込チラシなどの広告戦略を打つ」といった経営者視点のプレイに特化しているのが最大の特徴です。

新装開店のタイミングや機種構成の決定はもちろん、店員の配置や接客サービスの向上、さらにはライバル店との熾烈な客の奪い合いなど、ホール運営の光と影をリアルに再現しています。設置できるパチンコ台は、羽根モノからセブン機(デジパチ)まで多彩なバリエーションが用意されており、客層のニーズに合わせた機種選定が売上を左右します。利益を追求しつつも、客を満足させなければリピーターがつかないという、経営シミュレーションとしてのシビアなバランス調整が求められる一作です。

本作の舞台となる90年代後半は、パチンコ業界が最も熱気に包まれていた時代の一つです。「軍艦マーチ」が鳴り響き、新装開店には長蛇の列ができたあの頃の空気感を深く知ることは、ゲーム内の経営判断にもリアリティを与えてくれます。ここでは、パチンコホールという独特な空間が歩んできた歴史と文化を、膨大な資料と写真で振り返る書籍を紹介します。昭和から平成にかけてのホールの変遷を知ることで、店長としての采配にさらなる深みが生まれるはずです。

パチンコホールが愛された時代 [書籍]

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