『陸釣王』(オカッパリオウ)は、ボートを使わず岸からの釣り(オカッパリ)にこだわり、実在の湖でブラックバスとの駆け引きを楽しむ本格バスフィッシング・シミュレーション。1998年8月6日に加賀テックからPlayStationで発売されました。

本作は、バスフィッシングブームの真っ只中に発売された釣りゲームの中でも、タイトル通り「陸釣り(オカッパリ)」に特化している点が最大の特徴です。JB(日本バスプロ協会)およびNBC(日本バスクラブ)の公認を受けており、トッププロである河辺裕和氏が全面監修を務めています。舞台となるのは、河口湖、霞ヶ浦、琵琶湖、八郎潟という日本を代表する4大メジャーレイク。プレイヤーは広大なフィールドを自分の足で移動し、葦の茂みや桟橋の下、護岸の継ぎ目といったポイントを見極め、キャストを行います。

ゲームシステムはリアル志向で、天候、水温、時間帯によって変化するバスの活性を読み、適切なルアーを選択する必要があります。ルアーの挙動や水中映像はポリゴンで描画され、ヒット時には振動対応コントローラーによる臨場感あるファイトを楽しめます。河辺プロによる的確なアドバイス機能が搭載されているほか、実際のトーナメントルールに則って重量を競うモードもあり、ボート免許を持たない多くの少年バサーたちにとって、身近なスタイルの釣りを究めることができる貴重なシミュレーターとして親しまれました。

本作を監修した河辺裕和氏は、日本のバスフィッシング界を牽引するトッププロの一人であり、ルアーメーカー「ゲーリーヤマモト」の日本総代理店代表としても知られています。彼が得意とする繊細なワームフィッシングや、実践的なオカッパリのテクニックは、本作のゲームデザインにも色濃く反映されています。当時のバス釣りブームの熱気や、より深い知識を得たい方には、釣りの専門誌やプロが解説する技術書が参考になります。

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