『THE LAST REPORT(ラストレポート)』は、殺人事件の容疑者となったニュースレポーターが自らの潔白を証明するために奔走するサスペンスアドベンチャー。1998年8月6日にショウエイシステムからPlayStationで発売されました。

フランスのゲームメーカーMicroïds(ミクロイヅ)が開発したPCゲーム『Evidence: The Last Report』の移植版です。プレイヤーは架空のテレビ局「チャンネルZ」の敏腕レポーター、ダニエル・シンガーとなり、かつての恋人であり同僚でもあったサラ・ホプキンス殺害の濡れ衣を晴らすため、真犯人を追って危険な捜査を開始します。ゲームは実写取り込み映像とプリレンダリングCGを組み合わせた「インタラクティブムービー」形式で進行し、当時の海外ドラマのような重厚な雰囲気が漂います。

基本は画面内の気になる箇所を調べるポイント&クリックアドベンチャーですが、物語の展開に合わせて突如として「FPS(一人称視点シューティング)」「格闘アクション」「ボートチェイス」といったアクションパートが発生するのが特徴です。日本版最大のアピールポイントとして、主人公ダニエルの声を故・塩沢兼人が担当しており、ニヒルで知的な演技をフルボイスで堪能できます。しかし、洋ゲー特有の不親切なフラグ立てやシビアな操作性はそのまま継承されており、攻略難易度は非常に高く設定されています。

開発元のMicroïds(現在はMicroids表記)は、フランスに拠点を置く老舗ゲームメーカーです。本作のような実写アドベンチャーや、『シベリア(Syberia)』シリーズに代表される美しいグラフィックの謎解きアドベンチャーを得意としており、現在も欧州を代表するパブリッシャーとして活動しています。

Syberia (同開発元の代表作)

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