『夢☆色いろ』は、男女どちらの性別でも主人公を選んでプレイできる恋愛シミュレーションゲーム。1998年7月30日にフェザードからPlayStationで発売されました。

『ときめきメモリアル』の大ヒット以降に乱立した恋愛ゲームの一つですが、本作には技術的に野心的な試みが実装されています。それは、プレイヤーが入力した名前をキャラクターが音声で呼んでくれる「ネームコール機能」です。これはコナミの『ときめきメモリアル2』(1999年発売)で採用されたEVSシステムよりも1年以上早く市場に投入されたもので、当時の家庭用ゲーム機としては極めて珍しい機能でした。ただし、技術的な限界から発音は機械的で、イントネーションの調整もできず「棒読み」になりがちという課題も残しました。

ゲーム内容は、高校生活3年間を通じてパートナーを見つけるオーソドックスな育成シミュレーションですが、パラメータ数値が一切表示されない仕様となっています。タイトルにある通り「夢」が重要な要素となっており、特定のキャラクターと知り合うと、その夜に現実とは全く関係のない突飛なシチュエーション(SFやファンタジーなど)の夢を見ることができ、夢の中での行動が現実の好感度に影響を与えるシステムを採用しています。

本作はフェザードのオリジナル作品です。特筆すべきは豪華な声優陣で、緑川光、関俊彦、速水奨、緒方恵美、置鮎龍太郎といった90年代を代表する人気声優が多数起用されており、ネームコール機能の拙さを補って余りある美声を堪能できる作品として一部に支持されました。

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