『ヒロインドリーム2』は、芸能プロダクションの新人マネージャーとなり、担当する少女をトップアイドルへと導く育成シミュレーションゲーム。1998年6月18日にマップジャパンからPlayStationで発売されました。
本作は、前作『ヒロインドリーム』の正統続編であり、プレイヤーの立場は引き続き「正体を隠したディレクター」です。表向きは「私立探偵」として学園に潜入し、担当ヒロインである「御前静(みさき しずか)」とは直接顔を合わせることなく、陰から彼女を支えます。レッスンのスケジュールを組み、ファンレターやプレゼントを送り、オーディションの仕事を斡旋するといった間接的なアプローチで育成を行うため、他の同ジャンル作品とは一味違う「あしながおじさん」的なプレイ感覚が味わえます。
技術面での最大の特徴は、時代の潮流に合わせて導入された3Dポリゴンキャラクターです。オープニングやオーディションシーンでは、ポリゴンモデルのヒロインが歌って踊る演出が取り入れられ、前作のアニメーション表現とは異なる新たなビジュアルを提示しました。また、ヒロイン役の半場友恵氏に加え、ライバルや関係者役として矢島晶子、松井菜桜子、篠原恵美、大塚明夫、藤原啓治といった、当時のアニメ界を牽引する超豪華声優陣が起用されている点も特筆すべきポイントです。
本作を開発したマップジャパンは、1990年代後半のPlayStation市場において、本作のような美少女ゲームや『大阪ナニワ摩天楼』などの個性的なタイトルをリリースしていたメーカーです。特に『ヒロインドリーム』シリーズは同社の看板タイトルであり、育成シミュレーションに「正体隠匿」というサスペンス的な要素を混ぜ込んだ独自の設定と、潤沢な予算を感じさせるキャスティングで、当時のギャルゲーファンに強い印象を残しました。













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