『コンビネーションプロサッカー ～Jリーグの監督になって世界をめざせ！～』は、実在のJリーガーたちを率いて、独自の連携技で世界の頂点を目指す、コミカルかつ戦略的なサッカークラブ育成シミュレーション。1998年6月18日にアクセラからPlayStationで発売され、フランス・ワールドカップの熱気が最高潮に達していた時期に、プレイヤーを監督の座へと誘いました。
本作は、1998年当時のJリーグ全18クラブ（および架空チーム）から1つを選び、監督としてチームを指揮するゲームです。最大の特徴は、タイトルにもある「コンビネーション」システムにあります。これは、特定の選手同士を試合に出場させることで、個々の能力を超えた強力な連携プレーや必殺技のような特殊効果が発動する仕組みです。試合自体はフルオートで進行するため、プレイヤーの役割は日々の練習メニューの作成や、相性の良い選手を見つけ出してスタメンを組む「人選」に集約されます。
登場選手は当時のJリーグ所属選手が実名で収録されており、中山雅史やストイコビッチといった往年のスター選手たちが、デフォルメされた親しみやすい2等身キャラクターとしてフィールドを駆け回ります。ゲームの雰囲気は全体的に明るくポップで、難解なパラメータ管理よりも直感的な楽しさを重視した作りになっています。Jリーグでの優勝を果たすと、最終的には日本代表監督への就任要請が届き、世界各国の代表チームと戦う「世界編」へとステップアップしていく壮大なキャリアパスも用意されています。
『コンビネーションプロサッカー』は、1998年のサッカーブームを背景に作られたオリジナル作品です。当時、日本代表が悲願のワールドカップ初出場を果たし、日本中がサッカーに熱狂していました。本作は、そんな時代の空気を反映し、誰もが「代表監督」の気分を味わえるように設計されています。
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