『S.Q.〜サウンドキューブ〜』は、1998年にヒューマンからPlayStationおよびセガサターン向けに発売された音感パズルゲームで、音波を用いたキューブ消去というユニークなゲーム性が特徴です。プレイヤーは2種類のソナー音波を発信し、跳ね返ってくる音を聴き分けながら、制限時間内にキューブを正確に消去していきます。
本作は、音の高さやリズムを認識する力が求められ、ステージが進むにつれて音の構成が複雑化し、反射神経と判断力が試される設計となっています。キューブを消すことで出現するアイテムを活用することで、攻略の幅が広がり、戦略性も加味されています。
PlayStation版とセガサターン版は、基本的なゲーム内容は共通しているものの、音響処理や操作レスポンスに若干の違いがあるとされ、ユーザーによって好みが分かれる傾向があります。発売当時はその独自性から注目を集めたものの、音感を重視したゲーム性は万人向けとは言い難く、評価は分かれる結果となりました。
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