『Neo ATLAS』シリーズは、大航海時代の貿易商となり、船団を派遣して自分だけの世界地図を作成する新世界発見シミュレーションゲームです。PlayStationで第1作と第2作が、PlayStation 2で第3作が発売されました。

本シリーズ最大の特徴は、「信じるか、信じないか」ですべてが決まる独創的な地図作成システムにあります。プレイヤーが派遣した提督たちは、航海から戻ると「大陸があった」「怪物がいた」といった報告を行います。プレイヤーがその報告を「信じる」と選べば、その通りの地形が地図に書き込まれて確定し、「信じない」と選べば報告は破棄され、別の形の大陸や海が見つかる可能性があります。

このシステムにより、現実通りの地球を作ることもできれば、ムー大陸が存在し、ジパングが黄金の国として輝くファンタジーな世界を作り上げることも可能です。シリーズを重ねるごとに、貿易システムの洗練や、文化の概念、エピソードの追加が行われましたが、「プレイヤーの信念が世界の形を決定する」という根幹の面白さは一貫しています。

Neo ATLAS (PS)
PC版『THE ATLAS』をベースに、家庭用ゲーム機向けにシステムを刷新した記念すべき第1作。国王アフォンソ5世の勅命を受け、貿易で資金を稼ぎながら船団を組織します。特産品同士を組み合わせて新たな商品を開発する「加工貿易」や、伝説上の怪物クラーケンなどが登場する幻想的な世界観を確立しました。

Neo ATLAS II (PS)
第1作のシステムをベースに、操作性の向上やバランス調整を施した正統進化版です。ジェノバに「交易所」が設置され、発見済みの特産品を自由に配置して貿易を行える機能が追加されました。また、前作のセーブデータやパスワードを利用して一部の要素を引き継ぐことが可能となり、より深く貿易と探索を楽しめる完成度の高い作品です。

Neo ATLAS III (PS2)
プラットフォームをPlayStation 2に移し、グラフィック表現が大幅に強化されました。銅版画のようなタッチのマップは3D描画され、シームレスな拡大縮小や回転が可能です。新要素として「文化」の概念が導入され、貿易によって文化が伝播し、街の景観や特産品が変化(例:帽子をアラビアへ輸出するとトルコ帽になる等)します。また、謎の少女アイーダの成長を見守るストーリー要素も強化されています。

本シリーズは、PC-9801で発売された『THE ATLAS』をベースに、コンシューマー向けにシステムを刷新して生まれた作品群です。近年ではNintendo SwitchやPC向けに、シリーズの要素を再構築した『Neo ATLAS 1469』も発売されています。

Neo ATLAS 1469 (Switch/PC版)

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