『Blaze & Blade 〜Eternal Quest〜』は、1998年にPlayStation向けに発売されたアクションRPGです。T&Eソフトが開発した本作は、最大4人での同時プレイを想定した設計が特徴で、続編『Blaze & Blade Busters』(1998年9月発売)へキャラデータを引き継ぐことも可能です。2019年にはゲームアーカイブス版が配信され、PS3やPS Vita TVでの多人数プレイが再び可能となりました。シリーズはこの2作で完結しており、現在も一部ファンによる攻略Wikiや資料整理が続いています。
プレイヤーは、ムーブレシア大陸北部の禁断の地「フォレシア」を舞台に、魔導文明の遺跡を探索する冒険者となります。キャラメイクでは、性別・職業・口調・守護属性・能力値を自由に設定でき、ファイターやウィザード、フェアリーなど8種の職業から選択します。こうして、最大4人のパーティーを編成し、ダンジョンを探索しながら魔導文明の遺産「賢者のタブレット」を集めていきます。
戦闘はトップビューの3Dアクション形式で展開され、敵との接触でリアルタイムバトルが始まります。魔法はコマンド入力によって発動し、詠唱速度がプレイヤーの腕に直結します。そのため、素早く入力すれば強力な魔法を即座に放つことができ、戦況を一変させることも可能です。たとえば、ウィザードの「メテオスマッシュ」やプリーストの「コールエンジェル」など、禁呪と呼ばれる高位魔法は詠唱難度が高く、習得にはINTステータスの強化が必要です。
探索では、職業ごとに異なるギミック解除能力が求められます。たとえば、シーフは鍵付き宝箱を開け、ドワーフは岩を破壊し、エルフは魔法封印を解除します。そのため、職業の組み合わせによって攻略ルートが変化し、再プレイ時の発見も多くなります。こうして、プレイヤーは遺跡の森、古の塔、死者の迷宮など多彩なダンジョンを巡り、禁断の地の謎に迫っていきます。
やがて、賢者のタブレットをすべて集め、レベル120に到達すると、最終ダンジョン「封印の洞窟」への扉が開かれます。そこでは、十二賢者が封印したラスボスとの決戦が待ち受けており、プレイヤーは仲間と連携しながら、魔導文明の遺産を巡る壮大な冒険を締めくくります。なお、セーブはキャラ単位で行われ、1人につきメモリーカード3ブロックを使用するため、多人数プレイ時には事前準備が重要です。
コメントを追加