『BUCKLE UP!(バックルアップ)』は、銀行強盗の濡れ衣を着せられた主人公が、警察の追跡をかわしながら真犯人を追うカーアクションゲーム。1998年1月29日にシャングリ・ラからPlayStationで発売されました。
「バックルアップ(シートベルトを締めろ)」というタイトルの通り、荒唐無稽なドライビングが展開される作品です。主人公は愛車に子供を乗せたまま、誤解による指名手配から逃れるために街中を爆走します。ゲームシステムはクライマックス(Climax)社の『ランナバウト』に近い「破壊系カーアクション」で、歩道、公園、ショッピングモールなど、本来車が走るべきではない場所を突き進み、オブジェクトを破壊しながら最短ルートを切り開きます。
本作を特徴づけるのは、そのB級映画さながらの破天荒な設定と、プレイヤーを突き放すような高難度です。パトカーによる執拗な体当たりや封鎖線を強引に突破する必要があり、操作性も独特で慣れを要します。街中を逃げ回りながら、制限時間内にチェックポイントを通過し、最終的に真犯人の車両を追い詰めるという、ハリウッド映画のカーチェイスシーンをゲーム化したような内容ですが、その粗削りな作りから「バカゲー」「怪作」として一部のマニアに認知されています。
本作を発売したシャングリ・ラは、PlayStation中期に『秦始皇帝』などの渋いシミュレーションゲームや、本作のようなアクの強いアクションゲームをリリースしていたメーカーです。本作のような「冤罪からの逃亡と追跡」というテーマは、映画『逃亡者』や多くのカーアクション映画に通じる古典的な魅力を持っています。













コメントを追加